いよいよ、梅雨明けでしょうか。今朝は清々しい目覚めでした。福井も日中は激しい日射が照りつけました。
今週、和風庭園のリフォーム工事が終了し、完成しました。今日はアフターに伺い、写真も撮らせていただきました。
この門から入って右側の主庭は(↓) 以前、家屋の新築工事に伴い土留めされ、景石で分断されてしまってました。これを大きく作り替えることが大きな作業でありました。
たいへんな仕事ですが、この居心地の悪い感じをなんとかしてあげたい。ご相談を頂いて、初めてこの場所に伺った時に感じたものを、大切にしたいと思いました。
大きな岩石を、ここ鯖江市和田町の雄々しい山々を象徴したものとして生かすイメージが出来上がっていきました。完成の今、石組を据え直された庭は、山々が借景となって、溶け込みました。
地形を生かすため、飛び石でS字を描く自然な傾斜をつけ、奥行きのある庭にしました。灯籠も門近くの低い場所に据えることで大きな姿がより遠近感を出してくれました。
左側の蔵側の庭は、石組み花壇2カ所と石組み水場をつくり、まさ土舗装仕上げにしました。
開渠と暗渠工事と、整地で、排水工事も万全です。
アプローチサイドは、ごろた石で開渠し、那智黒玉砂利を敷き、既存のシャクダニ石のアプローチも引き締まりました。階段脇にはスロープを設け、バリアフリーに。
主庭の裏門からの眺めも美しく引き立ちました。
庭作りの一番の楽しみはなんでしょう。ご相談を受けイメージが生まれる時、施主さんと信頼関係で繋がる時、施工中のスタッフとの切磋琢磨の時。
そして出来上がった庭をデジカメでいろんな角度から撮影する時。自画自賛しながら今回も50枚ほど取りました。少しは上手になったでしょうか。見場が所々にあります。
このリフォーム工事は、施主さんのご希望通り、殆ど既存のもので作り上げました。それぞれが活きる場所におかれるということのなんとも落ち着くことでしょう。
植裁した樹木も既存のものが殆どですが、100年以上も息づいている大木が面白い。これは庭を作り上げるほどに感じてきた新しい発見でした。他、借景があるので、余分なものはいらないと思い、景石が覗く大刈り込みをイメージして、景石周りの低木中心の植裁になっています。苔も美しいです。これから夏本番、水やりをよろしくお願いします。吉田